ココロコネクト
けいおんが深夜アニメの入り口であった。
けいおんと違って、超有名作品ではないと思っている。
ではなぜココロコネクトからライトノベルへと入ることになったかというと、理由は簡単、中学の友達に勧められたからである。
けいおんのせいでオタクコンテンツへの偏見は薄くなり、好奇心に負けた僕はココロコネクトを手に取った。
感動した。
こんなにも感動させる本がこの世にあるのかと。
僕は一般小説をそこまで読むわけではないが、全く読まないわけではない。東野圭吾や湊かなえ、ハリーポッターなどはよく読んでいた。
ココロコネクトは男女5人のグループが入れ替わりや幼児退行などの奇怪現象に巻き込まれる青春ものである。青ブタを恋愛より青春に振った感じだ。
庵田定夏はココロコネクト以外にも作品を出しており、それらを読んだ時にこの作者は不思議な感覚を書けるのだと。
残念ながらアオイハルノスベテは他におざなりなところが目立ち、ココロコネクトに到底及ぶものではなかったが、彼の世界には触れられた気がした。
没入感がやばいのだまじで。
ココロコネクトの話に戻ろう。
この作品で一番人気なのは人気投票もあったように稲葉姫子(以下いなばん)であるのは間違いないだろう。
しかし、この作品は永瀬伊織の物語なのだ。
主人公である太一は永瀬と両片想いでありながら、途中でその事実に気付きながらも、踏み出さないで話は進んでいく。
結局、太一はいなばんに取られてしまうのだが、これが永瀬伊織なのだろう。
永瀬は文研部の中で1人少し大人びていて、物事を達観している。
金恋のシルヴィを同類に良く挙げるのだがあのタイプはまじで好きだ。
この作品は最後まで永瀬伊織という人物について書かれた作品だと思っている。
もしかしたら、僕が好きなのはココロコネクトではなく永瀬伊織なのかもしれない。キャラとしては勿論永瀬は大好きだが。
イラストの白身魚は今でもちょっと推している。
アニメはアニメ外で少し問題があったが、出来自体は悪くないものであった。
つまらないという人を見たことないくらいには出来の良さはお勧めできる。
全然関係ないが永瀬伊織は平沢唯と同じく、豊崎愛生が声を当てている。