月の彼方で逢いましょう
久しぶりになってしまった。
FGOとポケモンマスターズしかやってないから、新たな作品に触れることが減ってしまっている。
月の彼方で逢いましょうは、僕が一番好きなエロゲ会社であるtonework'sから6月に出たものでまぁなんで今までやってなかったのかは察してほしい。
toneは今までファンタジー要素のないありきたりな日常を描くものというイメージの会社であった(初恋1/1は別だ)が、今回は過去の自分もしくは親しい人間にメッセージを送れるという、設定だけで見ればありきたりなローファンタジーものであった。
結論から述べると銀はる>星織>つきかな>初恋という感じ。初恋ほどムカつくところはなかったが、期待とは異なっていたことは否めない。
岬栞菜√
主人公が編集として漫画家のヒロインを支えるというルート。少々、ヒロインがめんどくさいが可愛い域であり、普通によかったかなという感じ。
月ヶ洞きらり√
芸術家気質なヒロインに振り回される話。個人的にはかなり好き、ヒロインが俺つえーして、主人公もそのおこぼれをもらってる。非処女なのは辛たん。
松宮霧子√
婚活の話。主人公は取材、ヒロインは35歳だからと婚活をする。かなり面白い。ある程度歳上キャラが歳気にするのかなり好き。まぁ年増なのにクソ可愛いのは二次元だけですよね。
倉橋聖衣良√
山も谷もない一番トーンらしさはあった。
ただ、小学生で売ってたくせにafterがほとんどだったのは悲しかったかな。
学生と恋愛してることを周りにいじられたり、そういう平和な感じが良かった。
日紫喜うぐいす√
主人公が唯一夢を叶えている話。作家となって人生全て円満に行ってるtoneらしさある話だと思ってたら、最後にヒロイン死んで流石におったまげ。最後の終わり方は好きだけど、殺して生き返らせるのはなんか違うなと思った。
新谷灯華√
パッケージの真ん中にいるヒロイン。エロゲって感じの逃避行みたいなのするところは好きだが、灯華の父親に良いところなくてなんかあれ。更に、過去と未来の自分が同時にそれぞれ頑張るみたいな展開なのは良いけど、過去に比べて未来が緊迫感なくてしょぼさがあった。
佐倉雨音√
メインヒロイン。
全てが可愛い、立ち絵、セリフ、CG、表情差分。
ダーリンって呼ばれるのすごいな。
話もクソ泣ける。恨んでいた親がめっちゃ良い人だったっていうあるあるな話であったものの、それでも声出して泣かされてしまった。
結婚式の段取りの話があったりとtoneに求めてる様なところもきちんと組み込まれていて、圧倒的に出来が違った√だと思う。
タイムリープものは基本的にタイムパラドックスにより、結末が収束するものなどが多いが、行動によって結末を変えるタイプの話であった。
ただ、雨音ちゃん√でそこまで主題になっていた気もしないので、この設定が要るものだったかは個人的に怪しいところであると思っている。
まとめると、雨音ちゃんがまじでやばかったし、他の√もそこそこ面白かったため、金返せとかは思わないが、正直求めていたものとは違った。
雨音ちゃん可愛い。
穢翼のユースティア
初めてやったエロゲ。
8月のエロゲ、他には千桃くらいしかやったことないからあんまり会社のカラーみたいなのはよくわかってない。
今でもやったエロゲの中で二番目に面白いと思っている。
なんというか雰囲気がまずやばい、BGMと背景などから伝わる牢獄の感じがすごい。
牢獄から上がった後も高貴な感じがとても伝わってくる。
個人的に一番好きなヒロインはエリス、人気投票はそんなに順位高くなかった。
圧倒的に重い女感がある。ユースティアのヒロインは割と強い女性が多い中、主人公に依存気味であるエリスは異色である気がした。
正直やってから結構経つのでなに話すかというのは難しい。二回はやった。
千桃がハッピーエンドなのに対し、こちらはバッドとは言わないけどメインヒロインが消えるけど世界が救われるという微妙なエンド。
この後味の悪さが神ゲーたる理由の一つなのかもしれない。
僕はよく2011はアニメもエロゲもやばいという話をするのだが、2011はWA2グリザイアユースティアという年度一位レベルがゴロゴロある。
他にもshuffle、未来ノスタルジア、ワルキューレロマンツェなど。
最初にあげた三本は割と気持ち悪い部分が存在する。グリザイアに関してはバッドエンドに行かなければいいだけなのだが、バッドエンドはなかなかなもの。WA2はずっと吐きそう。
そう考えると近年の良ゲーは気持ちがいいものが多い気がする。ライトノベルも気持ち良さの時代だしそんなものなのだろうか。
弱虫ペダル
今でも連載中のもので僕が一番楽しみにしているのがこれだろう。
ロードレースをテーマにしたthe少年スポーツ漫画という感じだ。(最近はマウンテンバイクの話が入り始めたが)
主人公は千葉から毎週秋葉原に自転車で行っており、未経験ながらめっちゃ強い。
一年目のインターハイは主人公が一位になったことで、主人公チームが優勝する。
二年目は三年生が抜けたことやスタメン争いなど様々な問題を経てインターハイへと臨む。なんとびっくり、二年連続主人公が一位になる。
ほとんどの読者はライバル校の主人公と同期のキャラが一位になると思っていたことだろう。僕もその一人だ。
なんだかんだスポーツ漫画は主人公チームが好きになってしまうので、僕はこの回を読んだ時なんか泣いてしまった。
ただ、これはTwitterなどで議論を呼び、相手校のファンなどではもう読むのやめるなどと言っていた人もいた。
今はマウンテンバイクの話や、日本代表などという話もあがっているが、僕はあのチームで走る主人公とその仲間が好きなためあまりブレないで欲しいのだがいやはや。
ef - a fairy tale of the two.
初めてエロゲタイトルを挙げたが残念ながらアニメしか見ていないのでアニメの話をする。
ゲーム版のopを今話題の新海誠が手がけていること、minoriが残念ながら潰れてしまったことから今回取り上げようと思った。
エロゲ原作のアニメとしてFate、グリザイアに続く三番目の出来だと感じている。
シャフトの中では1,2を争うと思っている。
efはef - a tale of memories.とef - a tale of melodies.の二期に分かれたアニメとなっている。
キャッチコピーは『おとぎ話は、ひとつじゃない』。
やばい、かっこいい。
一期で3人、二期で2人、5人の主人公が5人のヒロインと恋をするというキャッチコピー通りの話となっている。
その中でも僕の一番の推しは宮村みやこである。通称みやみや。
5人の中でも一番主人公っぽい奴の相手でもある。
まぁ俗に言うメンヘラである。
留守電を何件も残すあのシーンは演出とも合わさって強い印象を植え付けられた。
opも素晴らしく、英語ver.と日本語ver.があり、最終話近くになるとopアニメーションも変わるという力の入れ具合。
24話と長めの構成であるが、自信を持って人に勧められるアニメの一つである。
ブレイブストーリー
映画も小説も小学校の頃というレベルだけれど、印象に残っている。
今回なぜこれを取り上げたのかというと、カラオケで決意の朝にを入れたら後輩が知らないというのでジェネレーションギャップを感じたからだ。
主人公のワタルと隣のクラスのミツルは家庭崩壊(ミツルは妹も死ぬ)を無かったことにしようとするために幻界へと向かう。
ミツルは強キャラでワタルは弱キャラ的な感じでそれぞれの旅をしていく。
結局、最終的にはワタルは旅を終え家族を取り戻し、ワタルが妹と登校してくるところを足元だけ見るみたいな感じで映画は終わる。
この最後のシーンがまじで好き。なんか最後目が見えないみたいなのすごい好き。とらドラ!は確か大河の目が見えるんよね。あれ見えなくてよくねって思ってた。
正直あんまり覚えてないけど結構異世界って感じが細かく丁寧に描かれていた気がする。
あの話なんというか異世界転生ではあるけど、主人公が特別クソ強いわけではなくてライバル的なのがクソ強いの今だと受けなさそう。
俺の中では君の名は。とかに負けないくらいその当時は話題になってたと勝手に思ってる。
『決意の朝に』は名曲。辛い時辛いと言えたらいいのになAh。
寄宿学校のジュリエット
好きだし、面白いとは思っているが僕の中で特別に評価が高いわけではない。
簡単にあらすじを説明すると現代版ロミジュリというところだろうか。不仲だけど学校が同じ国の代表同士が周りにバレないように付き合っていくという話である。
この作品の何がいいかというとキャラも可愛いとは思うが、個人的にはストーリーにある。
読めばわかるがTHEテンプレという展開で、正直あまりびっくりするような展開はない。
それなのに何故この寄宿学校のジュリエットを推すのかというとそのテンプレの良さ、大切さを教えられたからである。
テンプレという言葉にどのような印象を受けるだろうか。僕の中ではありきたり、展開が読めてつまらないという意味に取られている。
たしかにありきたりだし、展開が読めるのは事実だ。しかし、つまらなくはない。
ありきたりだけれど、多くの人が面白いと思うからテンプレは生まれるのだ。展開が分かっていても泣けてくるのだ。
それこそ異世界転生ものなどが今のテンプレの典型と言えるだろう。主人公が強くて、よくわからないけどヒロインが寄ってくるのがみんな好きなのだ。そこからどうやって自分の色を出していくかが書く人間の腕の見せ所である。
影響されやす過ぎる気はするが、寄宿学校のジュリエットを読んでからテンプレという言葉でなろうを否定する人間に対して思うところが出てきた。
結局、今はあれが読んでいて楽しいと思う人が一番多いから流行なのだ。
みんなルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールを可愛いと思っただろう、ゼロ魔を面白いと思っただろう。
ココロコネクト
けいおんが深夜アニメの入り口であった。
けいおんと違って、超有名作品ではないと思っている。
ではなぜココロコネクトからライトノベルへと入ることになったかというと、理由は簡単、中学の友達に勧められたからである。
けいおんのせいでオタクコンテンツへの偏見は薄くなり、好奇心に負けた僕はココロコネクトを手に取った。
感動した。
こんなにも感動させる本がこの世にあるのかと。
僕は一般小説をそこまで読むわけではないが、全く読まないわけではない。東野圭吾や湊かなえ、ハリーポッターなどはよく読んでいた。
ココロコネクトは男女5人のグループが入れ替わりや幼児退行などの奇怪現象に巻き込まれる青春ものである。青ブタを恋愛より青春に振った感じだ。
庵田定夏はココロコネクト以外にも作品を出しており、それらを読んだ時にこの作者は不思議な感覚を書けるのだと。
残念ながらアオイハルノスベテは他におざなりなところが目立ち、ココロコネクトに到底及ぶものではなかったが、彼の世界には触れられた気がした。
没入感がやばいのだまじで。
ココロコネクトの話に戻ろう。
この作品で一番人気なのは人気投票もあったように稲葉姫子(以下いなばん)であるのは間違いないだろう。
しかし、この作品は永瀬伊織の物語なのだ。
主人公である太一は永瀬と両片想いでありながら、途中でその事実に気付きながらも、踏み出さないで話は進んでいく。
結局、太一はいなばんに取られてしまうのだが、これが永瀬伊織なのだろう。
永瀬は文研部の中で1人少し大人びていて、物事を達観している。
金恋のシルヴィを同類に良く挙げるのだがあのタイプはまじで好きだ。
この作品は最後まで永瀬伊織という人物について書かれた作品だと思っている。
もしかしたら、僕が好きなのはココロコネクトではなく永瀬伊織なのかもしれない。キャラとしては勿論永瀬は大好きだが。
イラストの白身魚は今でもちょっと推している。
アニメはアニメ外で少し問題があったが、出来自体は悪くないものであった。
つまらないという人を見たことないくらいには出来の良さはお勧めできる。
全然関係ないが永瀬伊織は平沢唯と同じく、豊崎愛生が声を当てている。